デジタルで大人の「考える力」を加速するフローワン

問題解決のためのビジネス交渉術研修

 
商談をはじめ、業者との納期調整、クレーム対応、支払い催促、改善活動や社内調整、部下のマネジメント(上司のボスマネジメントも含む)、新規事業提案、プレゼンテーションなど、我々が行うコミュニケーションのほとんどは、利害を調整するための「交渉」です。
 
交渉と言えば「相手を譲歩させ、有利な条件で合意する」といったイメージが強いのですが、それは「競合的交渉(ハード交渉)」という一つの手法にすぎません。
 
特に長期的な取引関係やパートナーシップを前提とした場合、話術やテクニックでやり込めようとするのは誤りです。
 
なぜなら、たとえ合意に至ったとしても、後になって
 
「だまされた」
「不利な条件で合意をしてしまった」
 
と相手が感じてしまっては、良好な信頼関係は築けないからです。
 
相互信頼関係を通じて得られたはずの長期的な利益(ライフタイムバリュー)を失ってしまうのは大きな損失です。ただし関係性を重視するあまり、自分の利益を犠牲にしてしまい、一方的に譲歩してしまうのも問題です。
 
本来の交渉とは、双方が本当に欲しいもの(真のニーズ)を理解し、双方が「勝った」と思える事、つまり「Win-Win」の合意に至るための創造的なプロセスなのです。



本セミナーでは、満足感のある合意に至るための
協調的交渉術トレーニング を行います。
 
このトレーニング方法のベースとなる「コンフリクト理論」は、コロンビア大学名誉教授であるM・ドイッチ博士のチームにより大成され、 ハーバード大学などを含め、交渉研究の分野に大きな影響を与えました。
 
これらの研究結果のエッセンスを現場で使えるように開発された「協調的交渉術トレーニング」は、完成度の高いプログラムとして評価され、欧米のビジネスクール(経営大学院)、IBMなどの大手企業、国連やユニセフ、NGOなどで提供されています。
 
セミナー講師は、コロンビア大学大学院の国際協力紛争解決センター(ICCR)の主任研究員Beth Fisher Yoshida博士の講師養成プログラムを修了した公認インストラクターが行います。
 
・「YESを何度も言わせろ」
・「まずは大きく出て、徐々に現実的な合意に落とし込め」
 
といったようなハードな手法をいくら覚えても、交渉のための「定石」をしっかり身につけなければテクニックに振り回されてしまいます。(もちろん相手による”競合的”な交渉テクニックを防御をするために、その内容を知っておく必要はあります。)
 
お互いの論点を整理し”競合的な交渉”を、”協調的な交渉”に導くのが真のネゴシエーターであり、このような交渉術を身につけるためには、原理原則と基本フレームワークを学んだ上で、トレーニングを重ねることが必要です。
 
本セミナーでは社内/社外での交渉はもとより、さまざまな場面を想定したロールプレイ方式で実施します。また交渉に使える戦略フレームワークなどもカバーします。
交渉術について事前知識がない方でも安心してご参加いただけます


【開催概要】

定員:25名程度(*50名(1クラス)まで対応可能)
講師:若林計志(公認インストラクター/株式会社フローワン代表取締役)


【内容】(標準:9:30-17:00 *昼休み1:00を含む)

▼午前
・対立・衝突の原因
・利害対立を解決するための6つの手段
・競合的交渉 VS 協調的交渉
・グローバル交渉への対応
 
▼午後
・シチュエーションに応じた交渉スタイルの選択
・交渉の事前準備
・価格交渉と創造的解決
・真のニーズを探る
・交渉の諸要素とプロセスのコントロール
・コミュニケーションのタイプ
・ケースを使った交渉練習


【対象者】

・部門リーダー/マネージャー全般
・社外だけはなく、社内のコンフリクトを創造的に解決したい方
・営業担当者
・海外駐在者(海外駐在予定者)
 
*どの方にも役立つ内容ですが、全体的にビジネスにフォーカスしています。 
 


参加者のご感想

大変ためになるセミナーでした。今後の仕事に役立てていけそうです(会社員)
同じセミナーを弊社の若手・中堅社員に積極的に参加させるべきだと思いました(会社役員)
あっという間に時間が過ぎました。もっと交渉術に理解を深めたいと思います(会社員)
非常に中身が詰まったセミナーだと感じました(経営コンサルタント)
ワークを通じていろいろな参加者の声を聞けたのが、非常に参考になりました(会社経営)

 

講師プロフィール:若林計志

株式会社フローワン代表取締役

米国オルブライト大学(政治学/哲学)卒業後、米ワシントンDCの外交政策シンクタンク(The Atlantic Council of the United States)のインターンを経て、日本紛争予防センター(旧:日本予防外交センター)に参画。スリランカなどの地域紛争にかかわる。その後、経営コンサルタントの大前研一氏が代表を務める株式会社ビジネス・ブレークスルーに入社。2000年より海外オンラインMBAプログラム(豪ボンド大学大学院とのパートナープログラム/Bond-BBT MBA)の立ち上げ、 カリキュラムデザイン、事務局運営を行うかたわら、大前研一教授の「MBA経営戦略」のティーチングアシスタントなどを担当。2012年まで10年以上に渡り、同MBAプログラムの総責任者を務めた。

 
またコロンビア大学大学院の国際協力紛争解決センター(ICCCR)のB.フィッシャー博士より認定を受け、協調的交渉術公認トレーナーとして、企業のグローバルマネージャー研修、政策学校「一新塾」などで講師を務める。著書に「プロフェッショナルを演じる仕事術」「MBA流チームが勝手に結果を出す仕組み」(PHP研究所)などがある。ATD(人財開発機構)会員。(さらに詳しく
 


研修実績

 
・大手総合商社(グローバルマネージャー向け研修)*英語にて
・大手総合電機メーカー(社内大学レギュラー講師)
・政策学校「一新塾」
・オリンパス
・マイクロソフト
・フジックス
・大手ソフトウェア会社 人事マネジメント研究会
・NGO法人 国際平和協力センター
・その他、オープンセミナー等
・株式会社EQパートナー「志塾」(グローバル交渉術入門)
 


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